【高校受験・国語】長文読解を勉強するときのコツ

皆さん、こんにちは!受験博士おじ。と言います。

今回は、全ての教科の土台になる国語の「長文読解」についてご紹介します!

この記事では、次のお悩みを解決します

・長文読解で、いつも点数が取れないんだよなぁ~。
・国語の長文読解って、どうやって勉強すればいいの…?
・長文読解を勉強するときのコツは何ですか?

おじ。
おじ。
国語の長文読解の実力は、他の教科にもそのまま通用するからのぉ。
そこで今回は「【高校受験・国語】長文読解を勉強するときのコツ」を徹底解説するぞぉ!
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結論:長文読解の勉強は4段階ある!

国語の長文読解は、勉強のやりようがない!」と言われることが多いです。

そのため、学校や塾の先生に「長文読解って、どう勉強すればいいですか?」と聞くと、

「とにかく、本を読みなさい」と指導されることもあるでしょう。

しかし、ただ本を読めば長文読解が出来るようになるのかというと別問題です。

長文読解を勉強するときは、次のようなフローチャートでやってみましょう。

長文読解の勉強フローチャート

① 漢字の勉強

② 長文読解に出てくる、独特の単語を覚える

③ 文章の読み方を学ぶ

④ 長文読解を解きながら、自力で問題が解けるように訓練する

↑↑↑こんな感じですね。

ねこ太郎
ねこ太郎
長文読解を勉強するときは、まず漢字から勉強するんだね!
おじ。
おじ。
そうじゃ!
ただ、漢字を勉強するときの注意事項もあるから合わせて紹介していくぞぉ!

また、「国語の長文読解で点数を上げたい!」という中学生は、

次の参考書・問題集がおすすめです。

長文読解のおすすめ参考書・問題集

①高校入試 出る順中学漢字スタートアップ 受験漢字1900
②国語力を伸ばす語彙1700 (シグマベスト)
③中学国語をひとつひとつわかりやすく。( *必須ではない)
④「解き方」がわかる国語 文章読解 (高校入試 塾の先生が教えるシリーズ)
⑤高校入試 15時間完成 国語長文(標準):もう一押しが合否を決める!

ねこ太郎
ねこ太郎
けっこうやることが多いんだね…。
おじ。
おじ。
たしかに、やることが多そうに見えるんじゃが、計画的にやっていけば、それほどでもないぞぉ?
そしたら、次からはそれぞれの参考書・問題集の使い方と注意事項を説明するぞぉ!

高校入試 出る順中学漢字スタートアップ 受験漢字1900

ねこ太郎
ねこ太郎
でも長文読解の勉強をするのに、何で漢字の勉強が必要なの…?
おじ。
おじ。
それは入試の時に、読み書きが問われることと、語句の意味を知らないと文章が正確に読めないからじゃ。

長文読解で、点数が取れない生徒には共通点があります。

それは、「文章中に出てくる語句の意味が分からない…」という特徴です。

例えなら、英語長文ですね。

英語長文だって、英単語の意味を知らないと文章が全然読めないですよね…?

国語の長文読解においても同様で、

漢字の意味が分からずに文章を読んでいても正確に文章を読むことができないんですね…。

そのため、

「長文読解の勉強をしたい!」という中学生は漢字の勉強から始めていきましょう

そして、

おすすめの教材は「高校入試 出る順中学漢字スタートアップ 受験漢字1900」です。

本書は、

全国公立高校の国語入試問題を分析して、問われやすい漢字をまとめてくれています。

また掲載されている漢字は、

難関レベルの高校にも対応できるため、この一冊で漢字の勉強は十分です!

また、漢字のレベルはABCで分かれています。

本書の構成

・Aレベルの漢字は、公立高校レベル
・Bレベルの漢字は、は中堅公立高校・私立高校レベル
・Cレベルの漢字は、難関私立高校レベル

↑↑↑このような構成になっています。

そして、まずはAレベルの漢字とBレベルの漢字を仕上げるようにしましょう

また、本書の最大のポイントは「漢字に、言葉の意味が書いてあること」です。

これが非常に重要です。

学校の授業では、“漢字が書ける、もしくは読みが書ける”のであれば合格ですよね?

しかし実際の入試では、それだけでは意味がありません…。

じっさいの入試では、言葉の意味を覚えていなければなりません…!!

例えば、「不合理」という漢字があったとします。

あなたは、この言葉の意味が言えそうですか?

なかなか、説明できませんよね。

不合理とは、“理に合っていないこと。論理的な筋が通らないこと。”という意味です。

このように、言葉の意味を踏まえながら、漢字の学習を進めていって欲しいんですね。

それだけで、長文読解を解く際の景色が大きく変わります。

本書を使う際のPOINT

1. まずは、Aレベル、Bレベルを中心に仕上げる
2. 漢字の読み書きを正確に行えるように仕上げる
3. 語句の意味を確認しながら、学習する
4. 覚えられていない語句には、「印」をつけ、印の多いものから順に学習する

おじ。
おじ。
漢字の勉強をする時は、この3点を徹底して守るんじゃよ?
特に、「3.語句の意味を確認しながら、学習する」は注意深く勉強しておくんじゃ!
あと、一冊を完ぺきに仕上げる方法については、
【勉強の大原則】1冊を完ぺきにする具体的な方法」を参考にするんじゃ!
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国語力を伸ばす語彙1700 (シグマベスト)

では、次に「国語力を伸ばす語彙1700 (シグマベスト)」を使い勉強を進めていきましょう。

本書は、長文読解でテーマ別に出題されやすい語句を掲載しています。

ねこ太郎
ねこ太郎
あれ…?
でも、語句については漢字の勉強をすればクリアじゃないの…?
おじ。
おじ。
たしかに、漢字の勉強をすれば、かなりの語句を勉強することができるんじゃが…、
長文読解では漢字だけでなく、カタカナで表現したりすることがあるんじゃ。
本書はその対策として、有効なんじゃ。

例えば、中堅私立高校以上の入試問題では、

・レトリック

・メタファー

・アイデンティティ

など

長文読解では、漢字ではなく、カタカナで出題される語句があります。

(何を言っているのか分からないですよね…。)

しかし、

こういった単語の意味を知っていれば、

それだけで周りの中学生と差を詰めることができます。

そのため、長文読解独特の単語を知っていなければなりません!

そこで、おすすめの教材が「国語力を伸ばす語彙1700 (シグマベスト)」です。

本書は、評論編、小説編、成語編の3編から構成され、

各々で頻出語句の意味や対義語、類義語をまとめてくれています。

この教材を使い倒せば、難しい長文読解の文章にも対応できるようになります!

本書を使う際のPOINT

1. 掲載されている単語の意味を他人に説明できるようにする
2. 覚えられるまで、何度もやり込む
3. 覚えられていない語句には、「印」をつけ、印の多いものから順に学習する

おじ。
おじ。
くどいようじゃが、一冊を完ぺきに仕上げる方法は、
【勉強の大原則】1冊を完ぺきにする具体的な方法」を参考にするんじゃ!

中学国語をひとつひとつわかりやすく。

漢字・語句の学習が終わり次第、長文読解の対策をしていきましょう。

冒頭でもお話ししましたが、国語の長文読解は日本語で書かれています。

そのため、わざわざ勉強する必要なくない…?

とか、

国語の勉強の仕方ないでしょ…?と思われがちです。

しかし、みなさんよく考えてください。

わざわざ勉強する必要がないものを入試科目にするでしょうか?

皆さんの志望校の先生方が作っているテストは、対策をしなくても大丈夫なものなのでしょうか?

そんなことは、ないですよね。

しっかり、正しい勉強法を心がけ、

学びえたものを十分に発揮できるのか…?について先生方は知りたいんですよね!

つまり、国語にはちゃんと勉強の仕方があります。

特に、長文読解では、

「文章の読み方」「解き方」の2点をしっかり理解したうえで勉強しなくてはなりません!

そこで、おススメの教材が、

中学国語をひとつひとつわかりやすく。 (中学ひとつひとつわかりやすく)」です。

本書では、中学国語の教材の中でも群を抜いてわかりやすい教材です。

各セクションでは具体例、豊富な図・イラストがあり非常に読みやすい構成になっています。

本書で、文章を読むときのコツや、問題作成者の意図を大まかに理解することができます。

しかし本書は、国語が本当に苦手な中学生向けの教材です。

国語がまぁまぁできる生徒からすると、物足りない一冊かもしれません…!

本書を使う際のPOINT

1. 解説をしっかり読み込み、それを他人に説明できるまで仕上げておく
2. 評論文であれば、筆者の主張はどう表現されるのかを押さえておく
3. 小説であれば、登場人物の心情の読み取り方を押さえておく
*本書は、国語が本当に苦手な中学生用です。必ずやるべき教材ではありません。

「解き方」がわかる国語 文章読解

次に、長文読解の問題を問題演習の中で、学習していきましょう。

その際におすすめの教材が、

「解き方」がわかる国語 文章読解 (高校入試 塾の先生が教えるシリーズ)」です。

本書は、新宿セミナー(予備校)講師の先生が書かれた著書です。

評論問題と小説問題に分かれており、

実際に入試で出題された長文読解の問題を扱っています。

そして本書は、「文章の読み方」「設問の解き方」をテクニカルに学習することができます。

また、内容も会話口調で繰り広げられており、

読解問題を解くときにどこに着目したらいいのか?が分かりやすいです。

また、各箇所には「読解のカギ」で要点がまとまっています。

そのため、本書を読みこみ、

理解を深めることができれば、長文読解の基礎は着実に身につけることができます。

おじ。
おじ。
本書は、「設問をどうやって解くべきなのか?」について丁寧に解説されておる。
この一冊を完ぺきに仕上げることができれば、読解力はかなりついておるのぉ!
本書を使う際のPOINT

1. まずは、自力で問題を解いてみよう。その後に、解説ページで要点を確認する。
2. 本書で紹介されている要点を他人に説明できるまで仕上げる!
3. 分かりにくかった箇所には「印」をつけて、「印」の多い箇所を復習する

高校入試 15時間完成 国語長文(標準):もう一押しが合否を決める!

では最後に、国語の長文読解の仕上げとして、問題演習をしておきましょう。

その際におすすめの教材が、

高校入試 15時間完成 国語長文(標準):もう一押しが合否を決める! (絶対合格プロジェクト)」です。

本書は、公立高校が第一志望の受験生にはおすすめの問題集です!

もちろん、私立志望の生徒であったとしても、

本書のレベルの文書は正確に解けるようになっておきたい一冊です。

本書は、全国の公立高校の入試過去問の中から、

頻出のテーマをピックアップし、構成されています。

また、ページ数は約30ページなので、短期間で取り組むことができます。

おじ。
おじ。
別冊の解答解説も丁寧じゃからのぉ。
あと、解答解説は正解でも不正解でも全て確認するのがオススメじゃ!

長文読解の解答解説は、正解でも不正解でも全て確認するようにしておきましょう!

というのも、正解だった箇所の正解の根拠が、

「全く的を射ておらず、なんとなく正解だった…。」ということが良くあるからです。

本書を使う際のPOINT

1. まずは、自力で問題を解いてみよう。
2. 解答解説は、正解でも不正解でもちゃんと確認しておく
3. 解答の根拠に基づいた学習を心がけよう!(リーズニングについては後述、解説。)

長文読解では、リーズニングが重要

国語(特に長文読解)では、“リーズニング”がとても重要になってきます。

リーズニング”とは、常に理由をもって勉強するということです。

例えば、長文読解の問題で、

○段落目の□行目に、△って書いてあるから」というように、

設問に対する解答の根拠を意識して勉強してください。

これをするのか?しないのか?で国語の成績の上がり方は、大きく変わります。

問題を解く:解答解説を読む=3:7

そして、長文読解の勉強では、

問題を解く:解答解説を読む=3:7」を心がけましょう。

つまり、問題を解く以上に「解答解説を丁寧に読みましょう!」という意味です。

おじ。
おじ。
じつは、多くの中学生が、丸付けをして終わってしまっているんじゃ。
でも国語の成績は、それじゃ上がらんのぉ。
理由は、「リーズニング」をやりきれていないからじゃのぉ。。

また、解答解説では、間違っていた問題だけでなく、

正解だった問題についてもしっかり読み込むようにしましょう。

よくよく解答解説を読んでみると、

あれ…?私が考えた解答の根拠とは、全然違う…。」ということはよくありますからね(笑)

もちろん、

中学生の中には「正解だったら、いいんじゃない?」と思う人もいるかもしれません。

しかし、それだけでは足りません…。

問題作成者の出題の意図、プロの作者はどのように文章を書くのか?

それに対して、問題作成者はどうやって受験生に問題を解かせようとしているのか…?

そういった視点を解答解説では、学ぶことができます。

さいごに

国語の勉強は、他の科目にもかなり影響します。

特に、影響が強いのが「英語長文」ですね。

じつは、英語長文で点数が取れないのは、“英語が出来ていない…。“

というよりも、国語(長文読解)が出来ていないことが多いです。

その証拠に、英語長文の文章を一度、日本語で読んで見てください。

おそらく、日本語でも「何を言っているのか分からない…」と悩むのではないでしょうか。

また、英語長文に限らず、

他のすべての教科において、“日本語ベース”で情報を習得することになります。

そのため、国語ができるのか、できないのか、

というのは他の教科にも影響することになるので、特に重点的に学習してくださいね!

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コメント

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