【高校受験・国語】古文・漢文を得点源にするための勉強法

皆さん、こんにちは!受験博士おじ。と言います。

今回は、入試国語の中でも「古文」「漢文」について解説していきます!

この記事では、次のお悩みを解決します

・古文・漢文って、どうやって勉強するの…?
・どうすれば、古文・漢文が読めるようになるの?
・古文・漢文を勉強するときに、おすすめの教材と使い方を教えて!

おじ。
おじ。
古文・漢文を勉強するときは「英語を勉強する」かのように勉強するのがおすすめじゃ!
そこで今回は、
【高校受験・国語】古文・漢文を得点源にするための勉強法」を徹底解説するぞぉ!
スポンサーリンク

結論:古文⇒漢文の順番で勉強する!

古文・漢文を勉強するときには、いくつかコツがあります。まず、古文を勉強するときのコツについてですね。

古文を勉強するときのコツ

① “古文→漢文”の順番で勉強する
② 古文の文章は、全訳するよりも大まかに概要をつかむ
③ 主語を補いながら読む癖をつける

おじ。
おじ。
あとで、詳しく話すんじゃがな。
漢文は、古文が読めるようになると、あとは楽に勉強することができるんじゃ。
ねこ太郎
ねこ太郎
だから、「古文⇒漢文」の順番で勉強するんだね!

また、漢文を勉強する時のコツは次の通りです!

漢文を勉強するときのコツ

① 白文を書き下し文に変える
② 句法を身につける
③ 漢字の学習を怠ったらない

ねこ太郎
ねこ太郎
漢文の勉強をする時に、漢字を勉強する必要があるの?
おじ。
おじ。
漢文は「(漢)字で構成された(文)章」だからのぉ。
漢字の勉強をしておくと、漢文の勉強も進むようになるぞぉ!

古文も漢文もしっかり対応すれば、確実に入試国語の得点源にすることができます。なので、入試本番まであきらめず、根気強く勉強していきましょう!また、古文・漢文を勉強する際に、おすすめの教材は次の通りです。

古文、漢文のおすすめ参考書・問題集

① 中学古文 新装版 (まんが攻略BON!)
② 中学 マンガとゴロで100%丸暗記 古文単語
③ くもんの高校入試スタートドリルこわくない国語古文・漢文
④ システム中学国語古文・漢文編
⑤ 高校入試 出る順中学漢字スタートアップ 受験漢字1900
⑥ 高校入試 とってもすっきり古文漢文 新装版

古文→漢文の順番で勉強するのがオススメな理由

まず、古文・漢文を勉強する際は、「古文→漢文」の順番で勉強するのがおススメです。

もしくは、古文の基礎が定着してから、漢文の勉強をしましょう。理由は、古文が分かるようになると漢文も解けるようになるからです!また後ほど、詳しく解説しますが、漢文には「書き下し文」というものがあります。これは、漢字だけで構成されている漢文を「古文の文章」に直す作業なんですね。

ねこ太郎
ねこ太郎
そっか!だから、古文から勉強しておくんだね!
おじ。
おじ。
そういうことじゃ!
そうすれば、古文・漢文の勉強が一気に進むからのぉ!

古文が読めない理由とは…?

「古文が、ぜんぜん読めない…。」

「何が書いてあるのか、わからない…。」

↑↑↑このように悩んでいる受験生(中学生)は、本当に多いですね…。

では、なぜ読めないのでしょうか?その理由には、次の2つが挙げられます。

古文が読めない理由

1.古文の文章を全訳しようとしている。
2.主語がよくわからずに、文章を読んでしまっている…。

ねこ太郎
ねこ太郎
古文を読んでいる時に、頭に何も残らないことがあるもんなぁ…。
おじ。
おじ。
そういう時は、この2点を徹底的に対策すれば大丈夫じゃよ!

古文の文章を全訳しようとしている…

結論からいうと、古文の文章は全訳する必要はありません。

たしかに、学校の授業では、先生が黒板に古文を書き、その横に現代語訳を書いていることが多いため、中学生の多くが、「古文を読むときは、全訳しないといけないんだ!」と考えがちです。しかし実際の入試問題では、古文を全訳するのは非常に難しい作業です。

おじ。
おじ。
ついでに、古文を全訳する能力が求められるのは大学入試じゃ。
しかも、早稲田大学、慶応大学みたな難関大学の一部の学部だけなんじゃよ。

そのため、高校受験の対策をしている中学生は、そのような勉強をする必要はありません。では、何をすべきなのでしょうか。それは、古文の大筋(あらすじ)をとらえるということです。

そのために必要な能力が、「主語把握」です。

主語がよくわからずに、文章を読んでいる…

じつは、古文の文章にはとても重要なものが抜けています。

それが「主語」です。つまり、「誰が?何をしたの…?」という部分が書いていないんですね…。

また、文章の初めの方は主語が書いてあっても、「2回目以降は書いていない…」ということは、ざらにあります。その証拠に、今あなたの使っている古文の問題集の現代語訳を見てみてください。

明らかに、古文の文章量よりも現代語訳の方が多いはずです。それは、主語が抜けていたり、人物関係についての記述が抜けているからです。

そして、それを知らずに古文の問題を解いていても、「今、自分が読んでいる文章には何が書いてあるんだ…?」と、悩みながら読む羽目になります。

ねこ太郎
ねこ太郎
たしかに、「誰が~」って部分が抜けていると、
文章全体で、何が書いてあるのか分からないもんね…。

古文を読めるように最短の方法“主語をみつける”

先述では、古文の問題を解く際は「主語が分からなければ文章が読めない…」とまとめました。

しかし裏を返せば、古文の文章を読むときに、「主語を見つけること」ができれば、文章が読みやすくなるということです。そのため、これから古文の勉強をする時は、「主語」に注目しながら勉強してみましょう。

そして、主語把握をする時におススメの講義系参考書が「システム中学国語古文・漢文編」です。

本書は、出口汪先生(予備校の先生)が執筆された一冊です。

入試に必要な古文・漢文の知識について、会話形式で、分かりやすくまとめられてくれています。

また、本書のコンセプトは「古文・漢文を論理で解く」です。

たしかに、本書を実際に読んでみると「理論武装」しているような印象をうけますね(笑)

また解説には、古文・漢文を論理に学ぶために、役立つ公式を掲載し、「『現代語訳』や(注)を利用した解き方」についても徹底解説しています。

そのため、この一冊を完ぺきに仕上げることができれば、「主語把握」についてはかなりの実力をつけることができるようになります…!

本書を使う際のPOINT

① まずは、1冊通しで読んでみましょう。
② 分かりにくかった箇所や曖昧な箇所を集中的に、読み返しましょう。
③ 最後には、本書の内容を他人に説明できるようになるまで仕上げておきましょう!

中学古文 新装版 (まんが攻略BON!)

とはいえ、主語把握が出来ても、当時の人たちの考え方や風習を知らないと解けないこともあります…。そこで、おすすめの教材が「中学古文 新装版 (まんが攻略BON!)」です。

本書は、まんがです(笑)とはいっても、中学古文の内容をまとめたものですので、勉強には変わりありません…!

本書を読むことで、

・昔の人は、どうやって結婚するの…?
・昔の人の恋愛観は?
・昔の人は、暇な時に何をするの?

↑↑↑このようなことを学習することができるようになります。

ねこ太郎
ねこ太郎
なるほどね!こういった当時の常識を知っておけば、文章が読みやすくなりそうだね!
おじ。
おじ。
そうじゃな。ついでに、こういった当時の人たちの文化や考え方を「古文常識」と言ったりするんじゃ。
本書を使う際のPOINT

① 当時の人たちの考え方や文化に注目して読んでみましょう。
② 本書の内容を大部分理解出来たら、次の教材に進みましょう。

スポンサーリンク

中学 マンガとゴロで100%丸暗記 古文単語

また、古文を勉強するときは、「古文単語」も合わせて学習しておくと、勉強がスムーズに進みます。そこでおすすめの教材が「中学 マンガとゴロで100%丸暗記 古文単語」です。

おじ。
おじ。
古文を勉強するときは、英語を勉強するかのようにするのがおすすめじゃ!

本書では、中学国語で学ぶ古文単語をAランク~Cランクの3段階に分類し、各ランクは、50音順で配列されています。また収録されている古文単語数は、230単語です。

ついでに、これほどの数の古文単語を知っていれば、高校受験では困りません!さらに本書は、古文単語をゴロで学習することができます。そのため、記憶に定着しやすいのが大きな特徴ですね…!

古文単語は、現代語とは違った意味の物も多いので、ゴロと合わせて覚えてしまったほうが、効果的に覚えられるものが多いです!

本書を使う際のPOINT

① まずは、A・Bランクの完成度を高めましょう。
② 古文単語を学習した後は、必ずテストを実施する(合格最低ライン:8割)
③ 覚えられるまで、何度も見返しましょう。

くもんの高校入試スタートドリルこわくない国語古文・漢文

古文についての基本的な知識を身につけたら、次はいよいよ問題演習をしていきましょう。

その際に、おすすめの問題集が、「くもんの高校入試スタートドリルこわくない国語古文・漢文」です。

本書は、実際に出題された入試問題に挑戦できます。また、文章ごとにイラストが付いており、文章の内容が理解しやすい構造になっています。さらに、収録されている文章も入試に頻出のものばかりです。そのため、高校受験の古文のコツをつかめる一冊になっています…!!

おじ。
おじ。
本書は、ただ古文の文章を書いているだけじゃなくて、
そのストーリーをイラストで表してくれているから、読みやすいんじゃ!
本書を使う際のPOINT

① 古文の文章では、どのようなことが述べられているのか?を意識しましょう。
② 「誰が~」「何をしたのか~」に注目してみましょう。
③ 各ストーリーの内容を他人に説明できるように仕上げておきましょう!

漢文は何から勉強すればいいの?

では、ここからは漢文の勉強法についてご紹介しますね!くどいようですが、漢文を勉強するときは、先述した古文の勉強が終わった後、もしくは古文の基礎が付いてから行うようにしてくださいね!では、漢文を勉強する際に注意してほしいことを3つご紹介しますね!

漢文を勉強する時のコツ

1.白文を書き下し文に変える
2.句法を身につける
3.漢字の学習を怠ったらない

おじ。
おじ。
漢文は、この3点を押さえるだけで飛躍的にできるようになるんじゃ!

白文を書き下し文に変える

漢文を勉強する時に、初めにやってほしいのが「白文を書き下し文に変える」という作業です。

ねこ太郎
ねこ太郎
なんで、「書き下し文」にする必要があるの?
おじ。
おじ。
それは、古文の文章に戻すためじゃ!

漢文では、白文のままでは、漢字しか書いてないですよね?

そのため、その文章が何を書いているのか…?が非常に分かりにくいんです。しかし、「書き下し文」にすることで、文章は古文の文章に変えることができるんです!

もともと、書き下し文にすること自体は、中国の文化を日本でも学べるようにするための作業だったんですね。そのため、白文を書き下し文にすることで、当時の人たちが読むことのできた「古文」に変換することができるようになったんですね!

だからこそ、あらかじめ古文を勉強し、古文の基礎が定着している中学生であれば、以降はそれほど苦ではありません!!

句法を身につける

また、漢文には「句法」というものがあります。

これを知っているのか、知らないのかで、文章の読み方が大幅に変わってしまうので、必ず身につけなければならない知識です。また高校受験で問われる漢文の句法は、そこまで多くありません。

そのため、「くもんの高校入試スタートドリルこわくない国語古文・漢文」で句法をしっかり押さえてしまいましょう。

本書の構成は、先ほどご紹介したのと同じように、漢文のストーリーにもイラストが付いているので、非常に読みやすい構成になっていると思います…!

漢字の学習を怠ったらないで!

また漢文は、文字通り「(漢)字で構成された(文)章」です。そのため、漢字を知らなければ、少し苦戦してしまう分野でもあります…。

そのため、漢文を得点源にしたい中学生は、漢字の学習をすることも怠らないようにしましょう。

また、漢字学習をする際は、「高校入試 出る順中学漢字スタートアップ 受験漢字1900」を推奨しています。

本書の詳しい特徴や使い方については、「【高校受験・国語】長文読解を勉強するときのコツ」を参考にしてください!

とにもかくにも、漢字を勉強しておくことは、長文読解を勉強するときにも、漢字を勉強するときにも非常に役に立ちますので、実践してくださいね!

高校入試 とってもすっきり古文漢文 新装版

では、古文・漢文の最終段階として、「高校入試 とってもすっきり古文漢文 新装版」を使い、問題演習をしましょう!

本書は、ステップ1から3までの構成になっており、段階ごとに勉強できる構成になっています。

また、ステップ3では高校入試レベルの問題を解く構成になっています。この一冊の完成度をかなり高めることができれば、古文・漢文の基礎はだいぶ固まります!

本書を使う際のPOINT

① 解答解説は、正解・不正解に関わらず、全て一読はしましょう。
② 間違えた問題には「印」をつけ、復習するときはそこを重点的にやりましょう。
③ 「何で、その解答になったのか?」という部分は注意深く学習しましょう。

漢文の勉強をする時は、音読がオススメ

さらに、漢文の勉強をする際は「音読」を積極的に行いましょう。というのも、音読をすることで文章の読み間違いが減るからです…!漢文の中では、現代では明らかに「そうやって、読まないよね…?」という漢字が多いです。しかし、それに気付かず読んだ結果、文章全体を読み間違え、

自分の中でオリジナルストーリーを作ってしまうことも少なくありません。そのため、漢文を勉強する際は「音読」を心がけ、文章を正確に読むように訓練していきましょうね!

さいごに

古文・漢文を勉強する際は、「古文→漢文」という順番を順守してくださいね!

とはいえ、まだ勉強したことがない中学生からすると、古文も漢文も英語のように異国語に感じますよね…。(漢文は、中国ですね笑)

しかし、その感覚で勉強するのが良いと思います。本当に苦手な中学生からすると、そのような意識で勉強したほうが、点数が取れるかもしれません…!また、勉強を始めた最初はとても大変な分野ではありますが、勉強をしていけば、着実に実力をつけることができます。

そして、気づいたら得点源になっていた…!ということも少なくありません。そのため、あきらめずに古文・漢文の勉強をしていきましょうね!

Follow me!

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました