
皆さん、こんにちは、受験博士おじと言います。
今回は、入試において漠然と思ってしまう「不安」に対する考え方についてご紹介していきます。
・高校受験の勉強をしていると、合格できるかなぁと考えてしまいがちである…。
・このまま勉強を進めて。入手本番までに間に合うのだろうかと漠然と考えてしまう…。
・偏差値が思ったように上がらなくて、がっかりしている…。

そこで今回は「受験において「不安」という単語は危険信号である!」を解説していくぞぉ!
もくじ
結論:入試において不安という単語はNGである!
高校入試の勉強をしていると、「あぁ、合格できるか不安だなぁ。」「今、勉強している方法が正しいのだろうか…。」などと漠然と不安を抱いてしまう場面が多いと思います。
たしかに、入手本番までに期間が長ければ長いほど、そう思ってしまうのは間違いありません。
かという私自身も高校入試のときは、とても不安な気持ちでいっぱいでした。
しかし、そんな高校入試を乗り越え、塾講師となった今、皆さんにお伝えしたいことは、入試において「不安」という単語はNGであるという考え方です。
つまり、「不安」という単語をあまり使わない方が、高校受験においては有利であるということを意味しています。


高校受験において、「不安」という単語はNGである!
「合格できるかな?」に対する答えは出てこない
まず、受験生の多くに頂く質問があります。それが、「合格できるかな?」といった質問です。
たしかに、自分の行きたい高校であれば、誰しもが合格したいですもんね!
なので、気持ちはよく分かります。
しかし、「合格できるかなぁ…」という不安は、いったん考えないことがおすすめです。
その理由は、この質問に対する返答は、誰にも分からないからです…。
じつは、私たちの生活の中では、少し疑問を持ったとしても、すぐに答えが出るもので溢れています。
例えば、「今、何時ですか?」と言われれば、「7時です!」などとすぐに返答することができますよね…?
それは、今ある事実に対しての情報が目の前にあるからです。
しかし、高校受験においては「合格できるのか?」という質問は未来の事柄です。
そのため、合否判定については、すぐに答えが見つかりません。
したがって、高校受験において、「合格できるかなぁ?」と答えの出ない不安を抱えるのではなく、
今置かれている環境で精一杯を尽くすといったつもりで、勉強をしていった方が第1志望の高校の合格率も上がることは間違いありません。


答えが明確に示せない問は考えず、とにかく行動に移しましょう!
「入手本番までに間に合うかな?」という疑問
また、受験生に次に多い質問は、「今の勉強の進捗状況で、入手本番までに間に合うかなぁ…?」という疑問です。
さて、ここで考えたいことがあります。
そもそも、「入試本番までに間に合う」とは何なのでしょうか?
今使っている参考書・問題集を終わらせることでしょうか?
それとも、志望校の合格ラインにある偏差値に到達することでしょうか?
じつは、このどちらの答えも間違っています。
正しくは、入手本番において合格点を取るということです。
したがって、仮に今使ってる参考書や問題集が終わらなくても、偏差値が5、10足りなかったとしても、合格点に到達していればそれで問題はない訳です。


入試で合格するために必要な情報をかき集め、行動することが重要である!
多くの受験生が気にしているポイントがずれている…
高校受験において気にしなければならないのは、「合格できるかな~」といった漠然な不安や「入試本番までに、間に合うかなぁ~」といった不安を持つことではありません。
入試本番で合格するための実力と現状の実力との距離を知り、
その距離を埋めるために「どうやって、学習を進めたらいいのか?」を考えて実行することです。
高校受験とは、「分析」と「行動」が重要であるということです。
そして、ここで大事なのは、「不安の正体を明確にする」ということです。
先述したように、「合格できるかなぁ~」と言った不安に対しての答えは出てきませんよね。
ですが、自分が思い描いた進路とはかけ離れていれば、危機感や多少の不安感を持っておくことは重要になってきます。
例えば、次のようなことを想定して考えてみましょう。
今使っている参考書を来週までに、300ページまで進めよう!と目標を立てたとします。
ところが、今あなたは、まだ200ページしか進んでいません。
ということは、目標の300ページを終えるために、残り100ページを進めなければならない…。
もしあなたが、このように考えることができるのであば、焦りを感じたり、多少の不安感を持っておいた方が、勉強する際のモチベーションにもつながってくることでしょう。
そういった意味では、不安感を持っておくことも重要です。
しかし、ただ漠然と不安感を抱いているのでは、今後、受験勉強を進める際の障害になってしまいます。
つまり、「よく分からない…」という不安ほど、怖いものはないということです。


自分が感じている不安の正体を明確にして、受験勉強を進めていきましょう!
まとめ
高校入試は、「自分との戦い」とよく言われます。
この言葉の意味は、今回ご紹介した漠然とした不安を「どれだけ具体的な不安に変えることができるのか?」という能力を試されるからです。
私達は、漠然とした不安を抱いている時に一番ストレスを感じます。
しかし、具体的な状況をイメージし、それに対しての危機感や不安感を感じるのであれば、自分が次に行うべき行動が見えてきます。
それが、高校受験では求められてくる能力になります。
要約すると、「自分のメンタルを以下に維持できるのか?」ということが重要だということです。
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