
皆さん、こんにちは!受験博士おじ。と言います。
今回は、「パレードの法則」という考え方について解説していきます!
・テストの点数で、満点を取りたいんだけどどう勉強すればいい…?
・どうやって勉強をするのが、一番効率がいいのかな?
・勉強に取り組むときのコツを教えてください!

どんな分野においても通用する考え方じゃ!
そこで今回は、「パレードの法則を利用し、勉強する科目の優先順位をつけよう!」を徹底解説するぞぉ!
もくじ
結論:満点をとるのは、コスパが悪い…。
おそらく、真面目な性格の生徒ほど、
「テストでは、満点を取らなければいけない…。」
「何かをする時は、9割以上の完成度が欲しい…。」と考えられるのではないでしょうか。
たしかに、「やるからには、いい成果を出したい…」と考えることはとても大事なことです。
しかし実は、その考え方こそが、コスパを下げていることもあるんです。
そこで、知っておきたい考え方が、「パレードの法則」です。
一方で、残りの2割をとるために必要な労力は、8割くらいという法則を指します。
つまり、満点を取ろうとするよりも、
満点を取らなくても「8割くらい」を目安に考えたほうが、成果は出やすいということなんです。
満点を取らなくても、8割くらいを目安に考えたほうが成果はでやすい!
テストの点数にパレードの法則を用いると…
そして、この「パレードの法則」をテストに当てはめると、次のようなことが分かります。
例えば、ある生徒の点数が、
国語:60点
数学:80点
英語:50点
理科:70点
社会:40点
合計:300点
上記のようなテスト結果を得たとしましょう。
では、このテスト結果を受けた時、あなたならどのように勉強していこうと考えますか?
じっさい、過去にいた生徒の発想としては、
「数学が80点でもう少しで満点だから、数学を頑張って勉強しよう!」というものでした。


パレードの法則を忘れていないかのぉ?
つまり、残りの2割をとるためには、さらに労力を必要とするんじゃよ…?
そうなんです。
たしかに、「数学を武器にしたい」という気持ちは分かるんですが、
残りの2割を埋めるために、勉強をするとなるとさらに労力がかかってしまうんです。
それよりは、他の科目を8割の水準まで仕上げておいた方が、労力は少なくて済むんです!
パレードの法則を考えて、勉強すべき科目に優先順位をつけてみましょう!
パレードの法則を使うと合計点も飛躍的に上がる!
もう一度、先ほどの生徒の点数票を見てみましょう。
国語:60点
数学:80点
英語:50点
理科:70点
社会:40点
合計:300点
もし仮に、先ほどご紹介した過去の生徒が、
数学で満点を取るために全力を尽くし、数学で満点をとったとしましょう。
すると、トータルで何点になるでしょうか?
そうですね。
数学だけが20点上がるので、合計320点になります。
では次に、パレードの法則に則って、他の科目の点数を80点まで持っていたとしましょう。
(※パレードの法則では、8割に持っていく労力は全体の2割程度で済むんでしたね!)
すると、次のような点数結果を得ることができます。
国語:80点
数学:80点
英語:80点
理科:80点
社会:80点
合計:400点
それぞれの科目を80点にまで仕上げることで、合計400点まで上げることができました!
どうですか…?
一つの科目の点数を上げるよりも、
他の科目の点数を上げたほうが、トータルの点数は確実に上がりましたよね?
また、パレードの法則に従えば、
満点を目指すよりも、8割を目指したほうが労力は少なくて済むんでしたよね?

他の科目の点数を8割にした方が労力は少ないし、
合計得点もかなり上がるんだね!

みんなも自分のテストの点数を参考に、まずは8割を目指すんじゃよ!
まずは、点数が8割に満たない教科の勉強を優先して、勉強していきましょう!
さいごに
今回ご紹介した「パレードの法則」は、色々な場面でも応用できる考え方です。
例えば、将来の仕事で、完璧を目指して仕事に努めるよりも、
8割くらいのできでも、納期に間に合わせることが重要な場合があります。
凄く丁寧でも、ものすごく時間がかかってしまったら、
周りからの評価は、一向に上がりませんからね…。
したがって、これから皆さんが何かをする時は、
「パレードの法則」を忘れずに、取り組んでみてくださいね!
今回は以上です。
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