
皆さん、こんにちは!受験博士おじ。と言います。
今回は、「世界恐慌とは?」「日本の世界恐慌に対する対処法とは?」について解説します!
・世界恐慌って、大変なことなのは分かるけどイマイチ分からない…(汗)
・株価の大暴落って、何ですか…??
・世界恐慌の中で、日本はどんな対策をとったの…?

そこで今回は、「【わかりやすく解説】世界恐慌とは何なのか?日本にどんな問題が起きたの?」を徹底解説するぞぉ!!
もくじ
結論:世界恐慌を知って、日本の対応を学ぼう!
まず前提として、高校受験においては、昭和時代以降の問題が出題されることが多いです。
それこそ、縄文時代や弥生時代よりも格段に多く出題されます。
そのため、高校受験の社会(歴史分野)で点数を取るためには、昭和時代以降の流れを押さえておく必要があります。
そこで今回は、まず「世界恐慌」について取り上げていきます!
突然ですが、皆さんは「世界恐慌」と言われて、ピンときますか??


そこで今回は、「世界恐慌」と「日本の対処法」についてまとめていくぞぉ!
高校受験の社会(歴史分野)では、昭和時代以降が出題されやすい。
【疑問】世界恐慌とは?
まず、教科書に載っている世界恐慌についての説明を確認してみましょう。
世界恐慌とは「ニューヨークの証券市場で株価が大暴落したことがきっかけで、アメリカの恐慌が世界に影響した事件」を指します。
おそらく、学校の教科書では、このような説明をされると思います。
とは言うものの…(笑)
「そもそも、株とは…?」、「大暴落って、どういう状況なの…?」と思いますよね。
なので、世界恐慌を理解するためにも、まずは「株」について理解していなければなりません。
世界恐慌とは、「ニューヨークの証券市場で株価が大暴落したことがきっかけで、アメリカの恐慌が世界に影響した事件」を指す。
株とは?大暴落とは?
では、ここでは「株」について考えてみましょう。
じつは、株とは色々な側面があります。
そのため、ここで紹介する事柄は、その中の一つの考え方だと思ってもらえれば十分です。
では、説明をしていきますね!
結論ですが、株とは「会社の価値」だと思ってください。
株とは色々な側面で説明できるが、「会社の価値」と認識できれば合格!
例えば、Aという会社があったとします。
そして仮に、この会社の株が一株あたり1000円だとしましょう。
一方で、Bという会社は一株あたり3000円だとしましょう。
すると、Bという会社は、Aという会社に比べて「3倍もの価値がある!」というように考えることができます。
このように、株は、それだけで「会社の価値」を表すことができる一つの指標だと考えられます。
では、「大暴落」とはどういうことでしょうか。
これは先述した、1株1000円もしくは、3000円といった会社の株価が、急に「0円」になってしまう状況を指します。
ここでもう一度、先程お話ししたことを思い出してみてください。
「株」とは、それだけで「会社の価値」を表すものでしたよね!
では、会社の株価が「0円になる」ということは、会社の価値はどうなっているのでしょうか?
そうです。その会社の価値は、なくなってしまったのです。
これが、いわゆる「倒産」に値します。
つまり、ニューヨークで起きた株価の大暴落によって、アメリカの会社がどんどん倒産していってしまった…ということが世界恐慌の始まりだと考えられます。


でも、じっさいはそうもいかないんじゃよ…?
ここで、一つ知っておきたいことがあります。
それは、当時の日本、また今の日本においても同様ですが、世界経済の中枢は常に「アメリカにある」ということなんです。
人間の体で例えると、「心臓部分」がアメリカだと思ってください。
もし仮に、その人間の体の中枢である「心臓」がダメになってしまったら、人間の体はどうなってしまうでしょうか?
そうです。どんどん死んでしまいますよね。
つまり、アメリカの経済状況が悪くなるということは、それだけで他の国々もどんどん景気が悪くなってしまう…ということに繋がってしまうんです。
これが、「アメリカの恐慌が世界に広がった…」ということを意味しています。
株とは、会社の価値を表す一つの指標である。
大暴落とは、株価が0円になってしまった状態を言う。
日本は、世界恐慌をどう乗り越えたのか?
では次に、日本は世界恐慌をどのようにして乗り越えようとしたのかを見ていきましょう。
まず、前提として、世界恐慌によって起きた日本の問題点について知っておきましょう。
世界恐慌によって、日本にとって大打撃だったのが、アメリカ向けの「『生糸の輸出』が激減してしまった…」ということです。
当時、日本は生糸の生産が貿易の基盤にありました。
つまり、この生糸の輸出によって、日本の経済が成り立っていたということを意味しています。
そして、日本では、この生糸を作り、作った生糸をアメリカにある会社に買ってもらうことで、日本の経済を動かしていたということになります。

しかし、世界恐慌が起きたことにより、アメリカにあった会社がどんどん倒産していってしまいます…。
すると、アメリカ向けに作っていた生糸の「買い手」がいなくなってしまいます。
そしたら今度は、日本の景気にも問題が出てきてしまいますよね…。
ここまでの内容が、ピンと来ない方のために、例え話をしてみましょう。
では、今この記事を読んでいるあなたが、「ホットドック」を売っていたとしましょう。
普段であれば必ず、あなたの作ったホットドッグを求めて、お得意様が買いに来てくれてます。
しかし、ある日(世界恐慌)を境に、そのお得意様があなたのホットドッグを買いに来なくなりました。
理由は、あなたのホットドッグを買いに来ていたお得意様のお金が一銭もなくなってしまったからです。
そして、そうなっては、ホットドッグを売っていたあなたに残るものは、売れなかったホットドッグと、ホットドッグを作るのにかかった費用だけです。
つまり、「赤字」の状態です。
すると、今度は、あなたの生活が立ち行かなくなってしまいますよね…。
ココまで整理すると、次のように荒らすことができます。
ホットドッグを売っていたあなた→日本
ホットドッグ→日本で売っていた「生糸」


日本で作っていた生糸を買ってくれていたアメリカの企業がいなくなってしまった…。
アメリカに依存しない経済を作ろう!!
では、どうすればこの日本の不景気を乗り切ることができるのでしょうか?
ここで、知っておきたい言葉があります。
それが、「満州は日本の生命線」という言葉です。
じつは、当時の日本の考え方はこうでした。
今、世界恐慌で、アメリカに生糸を輸出できない状況が続いている…。
ならば!!
アメリカに依存した経済ではなくて、また新しく「満州国」という植民地を作ることで、その植民地と日本のやりとりの中で経済を成り立たせよう!
と考えたのです。


日本の考え方:アメリカに依存するのではなく、
日本と満洲国という植民地で経済を成り立たせるぞぉ!
さいごに
世界恐慌と各国の政策については、高校受験ではよく出題されます。
そのため、この範囲の学習は、しっかり理解したうえで、勉強を進めてくださいね!
それだけで、社会(歴史分野)の得点率は、大きく期待できますからね!
今回は以上です。
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