本を読んでも長文読解の成績が上がらない本当の理由

皆さん、こんにちは!受験博士おじ。と言います。

今回は、国語(長文読解)が苦手な中学生に向けての記事です!

この記事では、次のお悩みを解決します

・国語の長文読解を勉強しているのに、点数が伸びないのはなぜ…?
・塾の先生から「本を読めば文章題は解けるようになる」って、言われたけど本当…?
・国語の長文読解で、点数を取るためには何が必要なの…?

おじ。
おじ。
国語の長文読解は「本を読めば、成績が上がりますか…?」と質問をもらうことが多いのぉ。
でも、その答えは「NO」じゃ。
そこで今回は、「本を読んでも長文読解の成績が上がらない本当の理由」を徹底解説するぞぉ!
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もくじ

結論:本を読んでも、長文読解はできない

高校受験を控えた中学生が苦手にしている単元の一つが「長文読解」です。

長文読解は、勉強の仕方が分からない…。

そのうえ、かりに勉強していてもすぐに点数に結びつかない単元の一つです。

そして、この長文読解の勉強法は、学校の先生でも分かっていない人が多いです。

そのため、結果として、

(長文読解は、)本を読めば出来るようになる!」という先生もいるでしょう。

しかし、それは少し違います。

理由は、普段行っている「読書」は「娯楽」の一つだからです

つまり、受験に必要な文章の読み方を意識せず、文章を読んでいるということです。

おじ。
おじ。
普段の読書の中で、
「この接続詞のあとに、筆者の主張が続くぞ!!」
「登場人物の心情が変わるポイントだ!」←なんて、考えないじゃろ…?
ねこ太郎
ねこ太郎
たしかに!!
普段の読書の中では、そういうことを一切考えていないね!

つまり、読書は「娯楽」、国語の長文読解は「学問」と、

「同じ文章を読む」でも全くの別物なんです…!!

POINT

長文読解は、本を読んだからと言ってできるようになる科目ではない!

学問として問われる長文読解

では、「学問」としての長文読解とはどういうことでしょうか?

じつは、文章を読むときには「文章の読み方」というものがあります。

例えば、筆者の主張は文章全体の中で、

「冒頭に来る」もしくは、「最後に来る」さらに「主張は繰り返される」といったもの。

また、細かい箇所で言えば、

「いずにしても、」の後には、その文章以前の内容を大きくまとめた要点が来る。

「もちろん~、」から始まる文章は、読み手の反論を防ぐための決まり文句。

「○○とは、どういうことだろうか?」という問題提起が出てきたら、

その文章全体のテーマもしくは、パラグラフのメッセージになりやすい。

*パラグラフとは、「段落」のことです。

おじ。
おじ。
こういう「接続詞」や「パラグラフ」に注意しながら、
文章全体の構成を意識するのが「学問」としての文章なんじゃな!

【疑問】なんで、点数にすぐにつながらないの…?

ねこ太郎
ねこ太郎
じゃあ、長文読解は、
「文章の読み方」をマスターすれば、
点数は確実に伸びるってことだね!!
おじ。
おじ。
それが、そうでもないんじゃ。
理由は、「文章との相性」があるからじゃ!

たしかに、何も考えずに、

ただ漠然と読んでいる中学生に比べたら、

偏差値は一定のラインをキープすることができるでしょう。

しかし冒頭でも述べた通り、

それでも、中々点数を伸ばすことができないのが「長文読解」なんですね…。

理由は、「文章との相性」です。

自分が知っている内容であれば、文章は比較的読みやすいですよね…?

しかし、自分が知らない分野の内容、

もしくは少し難しめの文章であれば、高得点をとるのは非常に困難になってきます…。

特に、難関私立高校の長文読解を読んでみると、

「哲学」「宗教」「心理学」など、普段はあまり目にしないような内容がほとんどです…。

結果として、それらの予備知識がない受験生であれば、

点数をとるのが難しいですし、過去問を解いても安定しません…。

これが、長文読解で点数が伸びにくい一つの要因なんですね…。

しかし、そのようなことにならないためにおすすめの教材があります。

ねこ太郎
ねこ太郎
じゃあ、どうやってそういう対策をすればいいの…?
おじ。
おじ。
それをこれからまとめるぞぉ!
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国語力を伸ばす語彙1700 (シグマベスト)

では、そういった文章との相性を少しでも克服する方法について、ご紹介しますね!

結論から先にまとめると、

国語力を伸ばす語彙1700 (シグマベスト)」という教材を読み込むのがオススメです!

本書は、評論編、小説編、成語編の3編から構成され、

各々で頻出語句の意味や対義語、類義語をまとめてくれています。

つまり、本書を使うことで、

普段は目にしないテーマでも予備知識を吸収することができるようになります。

すると、多少難しい文章の内容であったとしても文章が読みやすくなります。

あとは、文章の正しい読み方を理解するだけです…!

評論文と小説で読み方が違う

さらに、長文読解でも、

「評論文」と「小説」によって、文章の読み方が違うというのが大きな特徴です。

ざっくりご紹介すると、

・評論文⇒筆者の主張を押さえながら文章を読む。
・小説⇒登場人物の心情に注目しながら文章を読む。

ねこ太郎
ねこ太郎
評論文は「筆者の主張」を押さえる。
小説分は「登場人物の心情」を押さえるのがポイントなんだね!
おじ。
おじ。
そういうことじゃ!

「解き方」がわかる国語 文章読解

また、国語の偏差値を伸ばしたいのであれば、

文章の読み方を理解し、それに適した設問の解法を身につけていかなければいけません!

そこで、おすすめの教材が、

「解き方」がわかる国語 文章読解 (高校入試 塾の先生が教えるシリーズ)」です。

本書は、新宿セミナー(予備校)講師の先生が書かれた著書です。

国語の長文読解を「評論問題」と「小説問題」に分けており、

それぞれの文章の対策をすることができます…!

さらに、掲載されている文章は、

実際に、入試で出題された長文読解の問題を扱っています…!

そのため、本書を何度もやり込めば、かなりの読解力をつけることができます!

さいごに

「長文読解が苦手…。」という中学生は多いです。

また、長文読解ってどうやって勉強するの?と疑問に思っている中学生が多いはずです。

しかし、長文読解ができるようになるための情報はシンプルです。

それは、「文章の読み方を理解する」ということです。

そのことを忘れず、今後も長文読解の勉強を頑張ってみてくださいね!

今回は、以上です。

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コメント

  1. […] そうじゃな。そういう悩みを持っている中学生は、「「国語・長文読解」が苦手な中学生の勉強法」を参考にするのがオススメじゃ! […]

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