
皆さん、こんにちは!受験博士おじ。と言います。
今回は、夏休みの時期にやっておきたいことについてご紹介していきます!
・夏休みに入って、最初にやるべきことは何ですか…?
・過去問は、いつの時期に触れておくのがいいですか…?
・過去問を使って学習する際は、何に注意して勉強する必要がありますか?

そこで今回は「夏休みの最初にやるのは過去問に触れておくことである!」を徹底解説するぞぉ!
もくじ
結論:夏休みは、過去問に絶対触れておく!
「夏休みに入って、最初に何をすればいいのか…?」と悩んでいる受験生は本当に多いです。
もちろん、やることといえば「勉強」になってくるのですが(笑)
ただ、その勉強の中でも何をすればいいのか…?ということが重要になってきます。
そこで、夏休みに入ってから必ずやってもらいたいことがあります。
それは、「自分の志望校の過去問を見る」ということです。
特に、公立高校を志望の中学生であれば、公立入試の過去問を必ず見ておくこと。
私立高校を志望する中学生であれば、自分の志望する私立高校の入試の過去問を見ておくことが重要になってきます。


例えば、あなたの志望する私立高校の入試問題の内容が、偏差値60位の中学生でなければ解けないような内容の問題だったとします。
一方で、あなたの現在の偏差値は52です。
すると、入手本番で合格点を確立するためには、この差である偏差値を8あげる必要があるということになります。
では、この偏差値を8上げるためにはどうしたら良いのでしょうか…?
それを考え、行動に移し始める時期が、「夏休みの時期」になります。
さて、ここからは、その過去問を使って勉強する際のコツについてご紹介していきます!
「自分の現在地」と「求められるレベル」との差を埋めるために過去問をやっておく!
過去問で最終目標を把握する
まず、過去問を使って学習する際、意識しておきたいことは、「過去問で最終目標を把握する」ということです。
ここでいう最終目標とは、過去問を振り返った際に、自分の志望校の問題では「何が問われるのか?」「どのように、問われるのか?」ということを把握することです。
そして、それらの問題を正確に解けるようにするために必要な勉強戦略を立てるということです。
抽象的すぎていまいちわからないと思いますので、もう少し具体的にご紹介します!
例えば、あなたの希望する私立高校の入試問題、国語で「四字熟語」が問われていたとしましょう。
つまり、あなたは、その私立高校の合格点を取るためには、早い段階から「四字熟語」の勉強をしておく必要があります。
また一方で、普段の勉強している中で、あなたが「ことわざ」を勉強していたとしましょう。
しかし、あなたの受けようとしている高校の入試問題には、ことわざがなかったとします。
すると、今あなたがやっていることわざの勉強は、意味がないものになってしまいます。
これが、過去問を勉強する際のコツの一つである「最終目標を把握する」という視点です。


また、その四字熟語の問題も、「簡単な四字熟語なのか?」もしくは、「普段は決して見ないような四字熟語の内容なのか?」によっても求められるレベルが変わってきます。
このように、過去問を見ることによって、自分の志望校ではどの単元が問われるているのか…?また、どのレベルの水準までのものが求められているのか…?といった視点を把握することができるようになります。
これが過去問を使って勉強する際のコツになってきます!
過去問に触れておくことで、学習すべきもの・しなくてもいいものを分けておくのがおすすめ!
現状の実力を把握することが重要である!
また夏休みに入る前に、実際に自分の志望校の過去問を解いてみるのがおすすめです!
なぜなら、そうすることで、現在の自分の実力と入試で求められる実力との差が見えてくるからです!
仮に、合格最低点に対してかなり下回っているようであれば、それが入手本番までにあなたが埋めるべき課題になります。
例えば、あなたの志望する高校の入試問題で、国語が100点満点だったとしましょう。
それに対して、合格最低点が60点だとしましょう。
しかし、あなたが問題を解いた際の点数は30点だとします。
すると、合格最低点に到達するためにはあと30点あげる必要があります。
そして、「この30点を上げるために何ができるようになっていなければならないのか…?」について考えるのが、過去問を使うことの意義になってきます。
例えば、長文で点数を落とした結果、この点数になってしまった…という課題が導きだされれば国語長文の勉強量を増やしていく必要があります。
その一方で、問題を解いた際、漢字問題がわりと点数が取れていた!ということがわかれば、漢字を学習する分量は少し落としてもいいのかもしれません。


このように、「どのように入手本番で求められる得点」と「今、持っている自分の実力」との差をはっきりさせ、
「どうすればその差を埋められるのか…?」という対策を早いうちからと考え、それを実践していくのが合格点を取るための最短な方法なのです。
今後、どのような勉強戦略をすればいいのか?を確認するために過去問に触れておこう!
必要な参考書は何か…?を把握する
また、先述した過去問で「最終目標を把握する」ということ「現状の実力を把握する」ということ、この2点が出来たら今度は、これから必要になってくる「参考書・問題集は何か?」を考えていく必要があります。
例えば、国語であれば、今自分が使っている問題集には、四字熟語が掲載されていない、しかし自分の志望校の入試問題には四字熟語が出題されるとなれば、四字熟語を学習できる問題集が必要になってきます。
また数学であれば、今使っている自分の問題集のレベルだけでは、入試問題には対応できないということがわかったら、一つ上のレベルの問題集にチャレンジしてみる必要が出てくるかもしれません。
このように、入試本番で合格点を取るためには、「どのレベルの参考書・問題集?」、また「どんな内容の参考書・問題集を学習する必要あるのか?」を明確にしておく必要があります。


ただ漠然と、「自分の先輩がこの参考書問題集を使って合格できたから!」とか「塾の先生が、この参考書問題集を進めてくれたからやっている!」というのではなく、
「自分で必要だと思った参考書問題集を考えた上で実践する!」そういった受験生になってみてくださいね。
過去問に触れておくことで、今後必要となる参考書・問題集が見えてくる!
夏の情報収集はとても大切である!
受験生にとって、夏休みはとても重要な時期だと考えられています。
なぜなら夏休み以外の時期だと、学校に登校しながら受験勉強をする必要があるからです。
一方で夏休みだと、朝から夜まででずっと勉強することは可能になります。
つまり、勉強時間を多く確保できるという視点で、夏休みというのは非常に重要な時期になってきます。
したがって、この夏休みの時期に何をする必要があるのか…?
また、どのように勉強をしていく必要があるのか…?ということを早い段階から知っておく必要があります。
だからこそ、今回ご紹介した過去問を先にやっておくという勉強法が非常にオススメになってきます。
また、周りの受験生の中に、ただ漠然と勉強してしまっている中学生の方がいれば、「過去問を先にやるべきだよ?」と言えるような受験生になってみてくださいね!
「夏休みをどのように使うのか?」で、第一志望の合格率が格段に上がります!
まとめ
受験勉強において大切なのは、次の3つのステップです。
① 過去問を解く
② 現状の実力を把握する
③ どこまで終わらせる必要があるのかを判断する
この3点になります。
多くの受験生が、ただ漠然と「受験が不安である…。」と言いますが、こういった過去問、現状の実力が分かっている、どこまで終わらせる必要があるのか…?が判断できている状態であれば。そういった漠然とした不安はなくなります。
また、明確な根拠に基づいた受験戦略を練ることができるようになってきます。
そのため、ぜひ自分の志望校に合格するためにも、そういった視点を持ちながら学習を進めていってくださいね!
今回は以上です。
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