
皆さん、こんにちは、受験博士おじ。と言います。
今回は、勉強をした際に「本当に理解できているのか?」を確認する簡単な方法をご紹介します。
・今、使っている参考書問題集がちゃんと理解できているのかが知りたい!
・勉強した内容の理解度が上がっているのかどうかを確認する方法はないかな?
・ちゃんと理解できている人と、理解できていない人とでは何が違うのか?

そこで今回は「参考書・問題集の中身を理解しているかを確認する簡単な方法」を徹底解説していくぞぉ!
もくじ
結論:口頭でしっかり説明できるか?を考える
今、あなたが使っている参考書問題集の中身について、他人から「ここの部分を説明してみて!」って言われて、パッと説明することはできるでしょうか?
おそらく、多くの中学生が説明できないかと思います。
もしくは、説明出来たとしてとしても、聞き方を変えられると答えられない…という中学生の方が多いはずです。
では、どうすればちゃんと他人に対して、口頭で自分が使っている参考書・問題集の中身が説明できるようになるのでしょうか?

今回は、その答えをこの記事の中でご紹介していきます!
自分が使っている参考書・問題集の中身を口頭で説明できるか?
例:不定詞って知ってる?
突然ですが、あなたは「不定詞を知っているか?」と言われたらなんて答えますか。
おそらく、この質問に対して、多くの中学生が「英語の不定詞だよね!」というように、不定詞のこと自体は知っているという方が多いはずです。

では、次の質問です。
今度は、「この不定詞を使って、文章を作ってみて!」と言われたらどうでしょうか?
おそらく、この聞き方をされると、多くの中学生がつまずいてしまいます…。
これがまさに、「聞き方を変えられると答えられない…」という中学生の大きな特徴です。

その単元自体の名前は知っているものの、その単元を理解した上で自分の中で変換することができない状態にあるんです。
では、どうして聞き方を変えられると答えられなくなってしまうのでしょうか…?
同じ内容のものだとしても、聞き方を変えられると答えられない中学生は意外と多い…。
聞き方を変えられると答えられない生徒の理由とは?
先述したように、「聞き方を変えられると、答えられない…」という中学生の原因として考えられるものがあります。
それが、次の2つです。
① 参考書に書いてある簡単な基礎知識ほど流し読みをしてしまっている場合
② 問題だけ解いて、答えを覚えてしまっているという場合

まず前者の「参考書に書いてある簡単な基礎知識ほど、流しを見せてしまっている場合」について考えてみましょう。
これは、本当に多いです。
「この程度の内容だったら、そんなに注意深く読まなくても理解できるや!」と安易に考えてしまった結果、実際に自分で文章を作ってみたり、自分で問題を解いてみるといったシーンになると、解けなくなってしまします。
また、この問題点に対する対策としては、「簡単な基礎知識であったとしても流し読みをせず、しっかりと他人説明できるまでやり込む!」という視点を持つことが重要になります。
特に、「他人に説明できるまで」という視点と「とにかく、やり込む!」という視点はとても重要になってきます。


また、私達は、他人に説明できるというレベルまで理解に達してなければ、しっかり理解したことにはなりません。
詳しくは、「【おすすめ!】勉強効率を18倍以上も上げる勉強法」を参考にしてみてください。

また、「やり込む!」という視点が欠如してしまっている中学生がすごく多いです。
じっさい、多くの中学生が「もう2回読んだし!3回読んだから、大丈夫だろう!」というように、「回数」で考えてしまい、「自分がしっかりとその内容が理解できているのか?」を見失っている場合があります。


また、「問題だけ解いて、答えを覚えてしまっている生徒が多い」ということもあります。
まず、皆さんに勘違いしていただきたくないのが、「問題集の問題は問題の答えを書けるようになったら良い」というものではないということです。
つまり、ただ単に問題に対する答えを覚えてしまっているのでは意味がない…ということになります。
そうではなく、大事なのは、「どうしてその答えになったのか?」というプロセスと根拠の根拠です。
ここがおろそかになってしまうと、聞き方を変えられると答えられない…という程度の学習の定着度になってしまいます。
したがって、聞き方を変えられてもしっかり対応できる受験生になりたいのであれば、この視点を忘れないでくださいね!
「他人に説明できる+解答の根拠がある」←この2つの視点を大切にしましょう。
参考書の罠、簡単な問題は誘導されてしまう…
また、先程ご紹介した「参考書に書いてある簡単な基礎知識ほど流し読みをしてしまう…」という課題は、そもそもあなたが使っている参考書問題集自体に問題がある場合があります。
特に、簡単な問題、基礎知識を問う問題ほど、答えを誘導されてしまうケースが多いです。
例えば、不定詞の問題であれば、カッコの穴埋めをして、カッコの穴埋めに「to」を入れるだけで、答えが出来上がってしまうといった感じです。


そのため、必ずそういった簡単な問題を扱う際は、少し自分の中で問題をアレンジして、例えば、「英語のカッコの穴埋めで済んでしまうような問題であれば、1文丸ごと書いてみる」といった工夫を凝らしてみるのがおすすめです。
そうすることで、簡単な問題、基礎問知識を問う問題に対しても、正確に対応できる訓練ができます。
カッコの穴埋めで済んでしまうような問題は、自分でアレンジして問題を解いてみよう!
難関高校の問題は浅い理解を許してくれない…
また難関私立高校、もしくは難関国公立高校の進学を考えている中学生の皆さんであれば、必ず持っておきたい視点があります。
それは、そういった難関な高校の入試問題ほど、「浅い理解を許してくれない…」という現状です。
特に、難関高校以上の問題になってくると、「あなたはちゃんとわかっていますか?」という部分を掘り下げてくる傾向があります。
そのため、普段の勉強の時から流し読みをしていたり、穴埋め問題の問題で正解できているか?不正解なのか?という部分にこだわる学習をすると入手本番で痛い目を見てしまいます。
だからこそ、普段の学習の時から、ちゃんと他人に説明できるように、解答の根拠に基づいた学習ができているのか。
もし出来ていないんだとすれば、「どうすれば、解答の根拠に基づいて正解を導きだせるのか?」という視点を持ちながら勉強することを意識してみましょう。
それだけで、あなたの志望校に対する合格率は格段に上がってきます。


難しい高校の入試問題ほど、基礎が重要になってくる!
さいごに
今自分が使っている参考書、問題集の中身をちゃんと理解できているのか…?と気になっている中学生はすごく多いです。
だからこそ、ちゃんと理解できているのか?という視点を持って、勉強することはとても重要になってきます。
また、参考書問題集の中身を全く理解できていない中学生ほど、他人に対してしっかりと解答の根拠に基づいた説明ができていない傾向にあります。
結果として、「ただ、何となく…?」「何度もやっているうちに、答えを覚えてしまいました…。」という中学生が圧倒的に多いです。
だからこそ、普段の学習から、解答の根拠に基づいた学習ができている中学生であれば、そういった中学生よりも合格の可能性は格段に跳ね上がります。
ぜひ普段の学習から、今回ご紹介した内容を意識して学習してみてくださいね!
今回は以上です。
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